ベスト3

 

GO

 

 

 

 

 

 

 

◼︎好きな山

1位 K2(かっこ良すぎる)

2位 カンチェンジュンガ

3位 嵐山

 

 

 

 

◼︎好きなナッツ類

1位 アーモンド

2位 ピーナッツ

3位 落花生

(カシューナッツは全然好きじゃないです)

 

 

 

 

◼︎好きなセクロス

1位 滅茶苦茶エロい

2位 尊厳が保たれている

3位 楽しそう

 

 

 

 

◼︎好きなヨーグルト

1位 グリコ 朝食みかんヨーグルト

2位 明治ブルガリアヨーグルト プレーン

3位 森永アロエヨーグルト

 

 

 

 

◼︎好きな樹脂

1位 PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)(滅茶苦茶熱に強いから)

2位 ABS(エービーエス)(バランスが良いから)

3位 PVDF(ポリフッ化ビニリデン)(かなり強度があるから)

 

 

 

 

◼︎好きな今はやっていないテレビ番組

1位 フードバトルクラブ(マジで100回見た)

2位 筋肉番付

3位 TVチャンピオン

 

 

 

 

◼︎好きなテレビ番組

1位 SASUKE

2位 大食い王決定戦

3位 秘密のケンミンショー

 

 

 

 

◼︎好きな今連載している漫画

1位 野原ひろし昼メシの流儀

2位 ワカコ酒

3位 MOGUMOGU食べ歩きくま

 

 

 

◼︎好きな弟

1位 コミカル高橋たそ

2位 戸愚呂弟

3位 あたしンちのユズヒコ

 

 

 

 

 

◼︎好きな優しさ

1位 動物と、動物を愛する人間(幸せな世界だから)

2位  自由意志を尊重してくれる

3位 試食が多い

 

 

 

 

◼︎好きなパン

1位 いい食パン

2位 こしあんパン

3位 ピロシキ

 

 

 

 

◼︎好きな痛み

1位 マッサージ

2位 俺に関係ない痛み

3位 炭酸

 

 

 

 

◼︎好きな気合いが入ったネット大喜利(大会)

1位 ボケクエ

2位 選抜戦

3位 ぼけトナ

 

 

 

◼︎好きな知育菓子

1位 たのしいおすしやさん

2位 ねるねるねるね

3位 たのしいケーキやさん

 

 

 

 

◼︎好きなおかし

1位 カラムーチョ

2位 忍者めし

3位 プリッツ

 

 

 

 

 

◼︎好きな洗剤

1位 キュキュット(可愛いから)

2位 オレンジクリーナー

3位 アタック

 

 

 

 

◼︎好きな詔(みことのり)

⇒??????????

 

 

 

 

(随時更新中)

 

サイレントサマー

「もうこんな時間かいな」

 

パイプ状のウォータースライダーの奥から、たしかにそう聞こえてきた。俺の前の、齢70ほどのジジイが滑り始めたばかりだった。

 

あのジジイがパイプの中で、時間を気にしたらしい。キモかった。館内の掛け時計を見た。11:20。どんな時間なんだろう。

 

「…にゅ…あ…」

 

小さく、にゅあ、と聞こえた。なんて言ったんだ。柔和?Sure?分からない。俺は転んだ。

何秒かあと、ジジイがプールに着水する音がした。ゴボッ…と排水口が詰まったような音だった。

 

『次の方…どぞwww』

 

係員が俺に声をかけた。何がおかしいんだ。

俺は立ちながら泣いてしまった。後ろのババアに、「早くしなさいよ!!」と怒鳴られた。

前へ進んだ。ボソッと「Victim(ヴィクティム)」とも言われた。

 

「でゎ、行きまつるᕦ(ò_óˇ)ᕤ」

 

気付いたら、俺の目の前にあのジジイがいた。元気モリモリみたいなポーズをしていた。ジジイは何故か、全く濡れていなかった。

 

「博士(はかせ)」

 

ジジイがそう言った。博士?後ろのババアから、ズゾゾゾゾ!!と麺をすする音が聞こえた。俺は再び館内の掛け時計を見た。11:20。11:20?

 

「勝って当たり前…」

 

ジジイが何かに闘志を燃やしていた。が、俺はそれどころではなかった。何度確認しても時計が進んでいない。故障か?

 

ジジイがくるっと振り向いてこちらを見た。

 

「チェスやと思ったやろ?」

 

白目を剥きながら、ジジイはニカッと笑った。チェスやとは一切思っていなかった。だが、俺はすっかりジジイに気圧されてしまっていた。

 

「は、はぁ」

「んん…ちゅぱぁ…」

 

ジジイは俺の同意を無視して、自分の親指を夢中でしゃぶっていた。麺を食べきったババアは直立不動で「何よ…これ…」と放心していた。係員はただ俺たちを見ていた。11:20。

 

「ほなな、にいちゃん」

 

ベトベトの親指で、グッ、とサムズアップしてきた。よく見ると、可愛い顔をしていた。ジジイは俺を向いたまま後ずさり、尻からゆっくりとパイプに入っていった。

 

「また、初瀬(はつせ)で逢(あ)おうや」

 

最後にもう一度白目を剥いて、ジジイはパイプの奥へと吸い込まれていった。俺・ババア・係員はウオオオオオオ!!と、金色のガッシュ!!と同じ感じで号泣した。数十秒後、ドボン、と着水する音が聞こえた。ジジイがこの世から姿を消した確かな証だった。11:21。

 

「こんな事してちゃいけない」

「私たちも帰らないと」

『同感です、行きましょう』

 

俺含めた3人は顔を見合わすと頷き、階段に向かい走り始めた。

 

 

 

 

ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

ひゃあ〜〜!!いっそげいっそげ〜〜!!

 

ひゃあ〜〜〜〜っ!!!

ひゃあ〜〜〜〜っ!!!

ひゃあ〜〜〜〜っ!!!

 

ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3=3=3=3=3=3=3

ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3=3=3=3=3=3=3

ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3=3=3=3=3=3=3

あああああ〜〜〜〜〜!!いそげ〜〜〜〜!!

 

ひゃあ〜〜〜〜っ!!!

ひゃあ〜〜〜〜っ!!!

ひゃあ〜〜〜〜っ!!!

 

 

 

 

もうっ!!!

 

ほんっと忙しい!💢💢💢(怒)

蛇尾避行(だびひこう)

突然、美少女に腕を掴まれた。

 

 

「えっ!?き、君は!?」

「走って!詳しい話はあとよ!」

 

 

言われるがまま僕は、彼女に手を引かれて駆け始めた。真っ赤な長い髪と瞳を持つ彼女は、嫌でも周囲の目を惹く存在だった。

 

 

タッタッタ…。

 

 

土曜日の昼、渋谷の中心街。人混みを掻き分けるように、あるいは縫うように、前へ前へ進んでいく。ごめんなさい、通ります。ごめんなさい。そう謝る暇もない程、無我夢中で動いた。

 

 

タッタッタ…。

 

 

「ねぇ、どこに向かってるの?ねぇってば!」

「今はそれどころじゃないわ!」

 

 

足がもつれそうになりながら、どうにか前へ前へと進む。遊び慣れた場所だがこう動くと、渋谷ってこんなに人が多いのか、と痛感する。急いで、進まなきゃ。

 

 

タッタッタ…。

 

 

人混みを掻き分ける。高校生か大学生ぐらいだろうか、それぐらいの男女が大部分だが、外国人と思わしき方もそれなりに多い。すみません、と言葉での伝え方が分からないので、何となく申し訳なさそうな顔をしながら掻き分けた。

 

 

「ね、ねぇ、まだ?まだだよね?」

「無駄口はあとよ、急いで」

 

 

LOFTから109の辺りを走っていく。車道からは自動車の排気音と、改造バイクのとりわけうるさい排気音と、高収入♫のアナウンスが耳に入る。構っている場合じゃなさそうだ。

 

 

タッタッタ…。

 

 

109が大きく見えてきた。はっ、はっ、はっ、と息は既に荒くなっていた。彼女は依然厳しい顔で、しかし平然と走っている。自分の運動不足を痛感した。足が痛くなってきた。

 

 

「ねぇ、本当にどこに行くの?」

「詳しい話はあとよ」

 

 

チラ、と後ろを振り返る。掻き分けた直後の人が少しだけ鬱陶しそうな顔をしている以外は、いつもの、土曜の渋谷だった。先ほどの高収入♫は遠くなり、次の高収入♫が近付いてくる。人手不足なのだろうか。クレープの甘い匂いがする。

 

 

タッタッタ…。

 

渋谷駅が近付いてきた。遠目からでも、駅前は特に混み合っていることが分かる。いつもの土曜の渋谷だ。駅の手前で、信号が赤に変わった。彼女、と僕はピタリと足を止めた。

 

 

「止まるの?」

「うん、止まるわよ」

 

 

止まるんだ。初めは周囲の目を惹いていた彼女の赤い髪も、そういうファッション、と街に片づけられ始めていた。少しのインターバルのあと、信号のLEDが赤から青に戻った。僕と彼女は駅に向かって歩き始めた。

 

 

テクテクテク…。

 

 

これは何?歩き始めたら普通に歩いてるんだけど、歩いていいんだろうか。何かこう、敵、とか、追っ手、みたいなのが迫っていると思っていたが、違うのだろうか。駅に着いてしまった。

 

 

「乗るの?」

「うん、乗るわよ。乗ったことある?」

「そりゃ、まあ」

「あっははははは!おっかしい!」

「は?」

 

 

この子は誰なんだろう。いいから付いてきて、という彼女の言葉通りSuicaで入構し、ホームで山手線を待った。ポケットに入れていたスマートフォンを手に取った。12:25。走ってかいた汗も、徐々に治まってきた。

 

 

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~♫

 

 

ものの数分で電車は到着し、身体を折り畳むようにして車内へ入っていく。昼過ぎということもあり、通勤通学時間ほどではないが、ギュウと混み合っている。汗の匂い気にならないかな、すみません、自分でも分かってるんです。何となく申し訳なさそうな顔をし続けた。

 

 

『次は、品川』

 

 

アナウンスの後、英語、韓国語、中国語での同じ内容のアナウンスが続く。乗り換えるわよ、と彼女が呟いてきた。駅に着きドアが開くと同時に、人の流れに逆らわない形でホームへと自分を吐き出した。階段を上り、下り、次の電車を待った。

 

 

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~♫

 

 

乗った。

 

 

『次は…』

 

 

アナウンスの後、先ほどよりずっと小さな人の流れに逆らわず、ホームに吐き出された。降りるわよ、と呟いた。階段を上がり、改札にもう一度Suicaを押し当てる。目の前には商業施設、グランディオ蒲田が広がっていた。

 

 

「蒲田?」

「そう、蒲田。付いて来て」

 

 

今まで用事がないので、蒲田で降りたことはなかった。独特な雰囲気のする商店街を歩いていく。どこに行くんだろう。ドッキリ?いや、ドッキリで蒲田に来ることなんか無いか。妙な納得をしていると、見覚えのあるような無いような、原色の看板が目に入ってきた。

 

 

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入るわよ

 

 

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うん

 

 

 

 

すみません、

 

 

 

 

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パクパクパク…

 

 

 

パクパクパク…

 

 

 

 

「あぁ~ん!もう食べられない~!残り食べてぇ~ん!」

「いや、"見ず知らずの男に山田うどんのパンチ定食の食べ残しを処理させるキチガイ女"かい!ずこここここ!」

 

 

 

あ、終わりです。